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芸術鑑賞会

今日は何ヶ月も前から、皆様と準備をさせて頂いた某国立病院での芸術鑑賞会にて、国立音大付属高校生と教室の高校生を参加させて頂きました。

この素敵な企画は生徒さんの保護者様から頂きました。

患者様はコロナ前から自由に行動することが出来ず、医療的ケアが多く、行動制限のある方々です。
自ら外へ出ていけないので、外部の方々が病院に来ていただける事が大変貴重な時間でした。

コロナが流行し、更に強く制限がかかり、ご家族との面会もいまだに厳しい現状があります。

この3年以上、外部の方々との関わりが出来なかった中、芸術鑑賞会が再開できることは、患者様にとって生活に豊かさを与えてくれると信じています。

日常生活の中では、触れ合うことのない方々との出会いになるかと思います。
演奏が届いているのか不安になるかもしれませんが、患者様は瞬きや心拍数などで表現してくださいます。
皆さまの演奏、必ず届きます。
どうぞよろしくお願いいたします。

こちらには短くして載せていますが、このメールを頂いた時、胸が熱くなり、患者様をこんなに思ってくださっている医療関係の方にも感謝を音楽で届けたい!と思いました。

フルート、クラリネット、ピアノ連弾など、演者様にはお声かけさせて頂くと、快くお引き受けくださり、今日までご協力してくださいました。ありがとうございました!!

いつもと全く違う雰囲気と反応。そしてお世辞にも音が良いとは言えないピアノ笑

演奏中に鳴る医療の音。演者一同、初めての経験です。一生懸命演奏をさせて頂きました。

私も笑

こちらはリハーサルの時の写真です!

演奏を終えると、眠り姫と言われている患者様がずっと起きていましたよ!とか、ニコニコしていますよ!とか、私達に一生懸命、患者様の様子を伝えてくださいました。

フロアーに出ていない、裏にいる医療関係者の方も楽しんで聞いていただけたと聞きました。

嬉しかったです。

最後に主任の方からお話しがありました。

皆様コンクールなど出られていると思いますが、そこにいらっしゃる審査員とは違い、ここにいる私達は上手かどうかわかりません。患者様お一人お一人、音楽の感じ方も違い、患者様についているモニターなどでリラックスしているなとか、興奮しているなどがわかります。

一番難しい審査員かもしれませんと笑笑

音楽の原点に戻れた気がしました。

そして今日、医療関係者の方の働きを短い間ではありましたが見せていただきました。気配りに体力に、本当に頭が下がります。コロナがゼロにならない限りはマスクを取ることはないそうです。

早くゼロになり、もっともっと患者様に気軽に音楽が届けられる日がくる日を願います。

今日は素敵な日になりました。感謝です♪